カリモク家具は、針葉樹の有効活用を目的にスタートした同社のコレクション「MAS」のデザインディレクターを務める熊野亘を迎え、同社副社長の加藤洋とのトークセッションを展開するオンラインイベント「Wood, Human, and Design トークセッション（MAS編）」を2021年12月6日（月）に開催する。

針葉樹は広葉樹よりも比較的柔らかくて軽いため、頑丈さが求められる家具作りにおいては、針葉樹は一般的に向いていないとされる。そこでMASでは、針葉樹を使った家具を作るのではなく、針葉樹を家具に使うための方法を追求。

カリモク家具の技術と組立方法を駆使して、素材の特徴を巧みに引き出すことに挑戦し、テーブル、チェア、シェルフベンチ、スツール、バースツールからなるコレクションができあがった。

カリモクとしての日本の家具のスタンダードを考えてほしいというのが、MASのプロジェクトの起点だったという。今回はなぜ針葉樹を素材として使用するに至ったか、また、カリモク家具と熊野との出会いなど、MASの誕生秘話を交えてトークが展開される。

▲熊野亘