デザインエンジニアの山中俊治による新刊書「だれでもデザイン 未来をつくる教室」が朝日出版社より2021年11月27日（土）に発売された。

Suicaの改札機や美しい義足など、さまざまなプロダクトデザインを手がけてきた山中は、「本書を読むにあたっては、A3サイズなどの大きめの紙とメモ用紙、そして鉛筆を用意していただきたいと思います。ぜひあなたも、私や中高生たちと一緒に手を動かしながら、空想の羽を広げてみてください」と語る。

「みんなのためのデザインから、一人ひとりのためのデザインへ」という言葉を掲げ、「デザインは、産業の片隅だけで生きる知恵ではありません。私たちの生活をちょっと効率よく、少し豊かな気持ちになるよう組み立て直す知恵でもあります」と説明する。

デザインとはなにか。人間と新しい技術の関係を考えつづけてきた同氏が、物づくりの根幹とこれからについて中高生に語る一冊だ。

▲山中俊治　photo：Naomi Circus