デザインアワード「D&AD Awards 2022」開催
時代の変化を反映したサブカテゴリーを新設

デザインと広告における独創性を促し、支援することを目的に創設されたイギリスのデザインアワード D&AD Awards 2022が開催される。2021年11月17日(水)よりエントリーを開始している。

世界中から400人を超える専門家が集い、厳正な審査を行うことで知られる同アワード。グラフィックデザインからプロダクトデザイン、ブックデザイン、雑誌や新聞のデザインまで幅広いカテゴリーを用意しており、今回はクリエイティブ分野での変化を反映したサブカテゴリーが新設された。

「Upstream Innovation」は、デザインにおいてサーキュラーシステムに見合うようにプロダクトやサービスを再考したデザイナーを表彰。おもに廃棄物やプラスチックによる汚染を念頭に、コンセプトやマテリアルを通じてリユースを採り入れたり、コンポーネントを循環させる新たな方法を提案することが求められている。

「Responsible」は、エクスペリエンスやプロダクト、空間のデザインにおいて、人と地球に配慮した作品を評価。責任をもつことで、創造性のある優れたアイデアが生まれることが期待されている。

さらに、2021年はARやVR、XRが急速に普及したことから、エクスペリエンスやゲーミング、エンターテインメントの分野でのこれらの活用を表彰。没入型体験を生み出すテクノロジーによる、ブランドとユーザーの新たな相互作用の提案が対象となる。

健康とウェルビーイングはこれまでになく注目を集めており、サブカテゴリー「Health&Wellbeing」では、意識向上キャンペーンからポータブルヘルスケア製品まで、健康、ウェルネス、フィットネス、栄養摂取などにフォーカスした作品が選ばれる。

そして、カテゴリー「Creative Transformation」は、「Design Transformation」から名称を変更。組織やプロダクト、サービス、空間を変革して、新たな価値を創造し、顧客体験を向上させる作品を募集している。End