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2021.11.15 13:30
ビデオ会議システムの「Zoom」や「Microsoft Teams」が普及するなか、フェアリーデバイセズは、ビデオ会議を支援するためのLTE搭載ウェアラブルカメラ「LINKLET」を開発した。2021年12月に発売される予定で、Zoom機能のみ先行提供される。
同製品は遠隔支援・ビデオ配信を実現するウェアラブルカメラで、装着者の手をふさがず作業の邪魔をしない軽量の首掛け型デザインを採用。簡単な操作でZoomやMicrosoft Teamsと連携でき、高い安定性・セキュリティ・操作性を確保するという。
さらに、4Kの広角カメラを搭載しており、精細な一人称映像の配信が可能。Wi-Fiおよび4G LTEを搭載しているので、常時インターネットに接続して遠隔支援や配信ができるほか、USB Type-C端子により外部デバイスなどとの多様な連携もできるそうだ。
同社によると、「搭載したセンサーによるユーザーの挙動と高度に連動したセンシング情報と、アーム先端のカメラによるユーザー姿勢に追従した画像情報を取得でき、ユーザーの一挙手一投足を高い精度で可視化できる」としている。
また、同製品は米CES 2022 Innovation Awardsにおいて、「Wearable Technologies」部門で受賞。屋外でも使用可能なIP54相当の防塵防水性能も備えており、用途としては、「観光などのアクティビティ体験の共有」や「家庭内作業の遠隔支援・駆けつけ不要化」、「習い事の配信とリアルタイムコミュニケーションによる遠隔レクチャーの大規模化」などを想定している。