ダウンのエシカルな物語をトラック
TAKT PROJECTらによる幻想的なインストレーション「r o u t e t o r o o t」

ダウン・フェザーのサプライヤーである米ALLIED FEATHER & DOWN(アライド フェザー&ダウン)は、エキシビション「route to root -retracing the story of down.」を、2021年11月14日(日)まで東京・六本木の複合施設 THE MODULE roppongiにて開催している。

同社は世界最大のダウン・フェザーのサプライヤーとして、自然の恵みがもたらす素材や、これを生み出す自然を尊重。同社が構築したサプライチェーンと環境に配慮した最先端の加工技術によって、限りある資源を次の世代に残すことを視野に入れた企業活動を実践しているという。

たとえば、水鳥農家とはダイレクトに契約することで、安定した品質、価格、トレーサビリティシステムを確立。羽毛洗浄においても従来の方法を見直し、改良を重ね、サステイナブルな方法で高品質かつ安心なダウンを供給しつづけているそうだ。

そこで同展では、吉泉聡が代表を務めるデザインスタジオ TAKT PROJECTが、同社のフィロソフィーを幻想的な空間で表現。そのダウン・フェザーがダウン製品を愛用する人に届くまでの物語を紹介する。

▲撮影:大木大輔

▲撮影:大木大輔

ダウンジャケットから遡り、自然の恵みをもたらすグース・ダックに至るまでの道程におけるストーリーを、自然素材であるダウンボールで生み出した「ルート」のなかに点在させる空間として表現。その景観はわずかな風で刻々と変化し続け、ダウンジャケットが向き合う自然の小さなランドスケープにも感じられる。

▲撮影:大木大輔

▲撮影:大木大輔

「ダウンジャケットは、自然の恵みで満たされている。その恵みを纏い、寒さが厳しいフィールドでも美しい自然と繋がってきた人間。ダウン・フェザーを製造する事は、自然を尊重し、自然と関わり続けるための営みなのだ」と語るTAKT PROJECT。

▲製品ごとに固有のナンバーを設け、使用されているダウンンの量を確認できる「トレーサビリティーシステム」

六本木という都心で、ダウンジャケットという身近なプロダクトから自然との繋がりを想像させるインスタレーションとなっている。End

▲TAKT PROJECTの代表 吉泉 聰

ALLIED FEATHER & DOWN × TAKT PROJECT
「route to root -retracing the story of down.」

会期
2021年11月5日(金)~11月14日(日)
10:00~19:00 入場無料
会場
THE MODULE roppongi 2F #205
詳細
https://allied.inc/