岩手県釜石市に
新たなワーケーション施設「Nemaru Port」が設立

岩手県釜石市と、かまいしDMC日鉄興和不動産オカムラは、同市中心部において新たなワーケーション施設「Nemaru Port(ねまるポート)」をオープンした。

釜石地方の方言で「ゆっくりしていく、家に寄っていく」という意味の「ねまる」という言葉にちなみ、「Nemaru Port」と命名。釜石市におけるワーケーションの拠点として、また、「オープン・フィールド・ミュージアム」の施設の1つとして、ワーカーと地元の人々の交流を生む施設を目指している。

施設内は、5~10名程度の小規模団体の受け入れを想定したコンパクトな作りになっている。日鉄興和不動産とオカムラの社員による社内ワークショップの意見をふまえ、リラックスできるテラススペースやフルクローズ型の個室ブース(TELECUBE by OKAMURA)、移動式の机や椅子を用意し、グループの利用ニーズに応じて自由なワークスタイリングが可能な設計となっている。

▲緑を見ながらリラックスして作業ができるワークソファ

▲奥のセッションスペースにはホワイトボードを設置。机・イスは移動式のものを採用

▲作業に集中できるブースを設置(co-comori)

無人時の運営もできる設備を設置。文房具、充電器、除菌用品など事務備品を完備し、ドリンクサーバー、書籍コーナー、無人コンビニ「600」での軽食販売、ビットキーが提供するスマートロックを導入している。

▲フルクローズ型のワークブース(TELECUBE by OKAMURA)

▲無人コンビニ600での軽食販売

▲ビットキーによる鍵開施錠

また、同施設は、4者が目指す地方創生とこれからのワークスタイルの研究・提案を行うためのものでもあり、首都圏のワーカーの利用を想定し、地方サテライトオフィスでの可能性を研究。

施設開業とあわせて展開するワーケーションプログラムを通じて、釜石ならではの体験(自然体験、食文化、地域貢献、研修など)や、釜石市のさまざまな人・団体などとの連携により、ワーカーや企業の新たなイノベーション・ビジネスチャンスを創出し、地方創生に寄与するとしている。End