カーボンネガティブを実現する
環境再生型建築「SANU 2nd Home」

▲キャビン外観イメージ

Sanuは、セカンドホーム・サブスクリプションサービス「SANU 2nd Home(サヌ セカンドホーム)」において、カーボンネガティブの実現に向けた独自の環境再生型プログラム「FORESTS FOR FUTURE」を実施する。

「SANU 2nd Home」では、国産材を100%使った環境配慮型の木造建築「SANU CABIN」を手がけており、製造過程でCO2を排出するコンクリート・鉄の材料使用量を80%削減するという。

使用する木材は、岩手県の釜石地方森林組合から樹齢50~80年程度の間伐材を直接調達。食の分野において、生産者から消費者までの安全性と品質管理を見える化した「Farm to Table」のように、原木調達から製材、加工、施工のプロセスを可視化する。

さらに、設計施工パートナー・ADX社が独自開発した地中に杭を打ち込む基礎杭工法を採用することで、杭の上に建築物が建つ日本古来の高床式建築を実現。コンクリートを大量に使用する一般的なべた基礎工法に比べて、土壌への負荷が小さく、風や水の流れを止めることがないそうだ。

▲建設中のSANU CABIN

初期に建設するSANU CABIN全50棟では、電力は自然電力から非化石証書(再エネ指定)付実質再生可能エネルギー100%の電力「Forest」を利用。大きな窓による採光とHEAT20 G2レベルの断熱性能により、冷暖房のための電力使用を減らすことができる。

また、SANU CABINは、解体の後までを想定してデザイン。プレファブ建築を採用することで、釘やビスの使用を最小化し、ほぼすべての部品を分解できる。建物を解体して、別の場所に再建築できるサーキュラー建築も実現可能だ。

そのほか、収益の一部を活用し、7500本の木(SANU CABIN 50棟分に相当)を東北・釜石地方の森林に植林する計画を進めているそうで、この50棟で4,600tのCO2吸収効果を創出したとしている。End