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2021.10.26 14:48
従来のプラスチックトレイと比べて最大で80~90%のプラスチック削減ができる次世代紙トレイ「PaperSeal®(ペーパーシール)」を、米アトランタに本社を構える大手製紙メーカーのグラフィック・パッケージング・インターナショナルが開発している。
高い密閉性を維持する継ぎ目の無いフランジデザインで、ガス置換や真空パックも行うことができる。さらに、多彩なグラフィックを両面に印刷することが可能だという。さらに、環境に配慮したトレイ構造で、使用後はフィルムを剥がすことで分別・リサイクルを容易にできるそうだ。
また、トレイをシート形状にすることで、従来のプラスチックトレイと比べて輸送効率がアップ。生産~物流の過程でのCO2排出量は35%、エネルギーは40%削減できるとしている。
2021年度グッドデザイン賞も受賞した同製品は現在、ヨーロッパやオセアニア地域でさまざまな食品用トレイとして採用されている。今後は、こうした特長をもつ紙トレイを日本市場にも展開する予定だ。