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2021.10.25 14:50
パナソニック エレクトリックワークス社は、照明の光に動きや明暗、色などの変化を加え、人に「回遊」や「滞留」などの行動を働きかける屋外向け照明演出手法「アフォーダンスライティング」の提案を2021年11月1日(月)より開始する。
人が心地よく感じつつ行動に働きかける演出をデザイン思考で着想した手法で、光の変化パターンと人がそれをどう感じるのかを検証しながら開発したという。
実験では、人の歩行速度に合わせて進行方向に光が流れる「回遊」の演出において、「光の動く方向に歩きたい」「楽しい」「興味がある」などの項目が一般的な屋外照明と比較して評価されたそうだ。
また、ゆったりと明るくなる、暗くなるを繰り返す「滞留」の演出では、「飽きない」「とどまりたい」「心地よい」などの項目が評価され、それぞれの演出がねらう効果についての優位性を確認したとしている。
そのほか、任意の方向への訪問を働きかける「誘導」などの新たな演出コンテンツの開発も進めており、さまざまな目的に合わせて活用できるように順次展開していく予定だ。
同社は効果検証をさらに進めるため、京都の元離宮二条城で11月5日(金)より実施されるライトアップイベント「ワントゥーテン 二条城夜会」に試験導入し、公の場での効果検証を実施する。