ブリヂストンとMonotypeによる
コーポレートフォント「Bridgestone Type」登場

ブリヂストンは、同社のブランドパーパス「社会の進歩に貢献する」を実現するために3つのアプローチ「Care:安心」、「Confidence:信頼」、「Creativity:創造力」を掲げている。

これらのアプローチを体現するコーポレートフォントして、同社がMonotypeと共同で制作したのが「Bridgestone Type(ブリヂストン タイプ)」である。

可読性、汎用性、美しさなどをデザイン要素に落とし込んだフォントで、共同開発に携わったMonotypeのクリエイティブタイプディレクターである小林章は、「汎用性、機能美、そして省スペースと可読性のどれも犠牲にしないという企業の強い意志が形になったものです」と説明する。

さらに、単語や文章全体からは、均質さと穏やかで明るい表情が前面に現れており、個性は保ちつつもデザイン的に奇抜な要素を取り入れていないことが、ブランドアイデンティティとして息の長いものになるとしている。

また、同氏は、「文字の細部に注目すると、要所要所のしなやかな曲線や、文字のストローク先端に持たせた丸みに気付きます。顧客に届けるメッセージが人らしい温度を持つようにと考えた設計です」と語っている。

なお、同フォントは2021年度グッドデザイン賞を受賞。同社の一部のロゴや印刷物、Webサイトなどではすでに使用を開始しており、今後はブリヂストンらしさを表現する手法の1つとして、さまざまな媒体で広く活用されるそうだ。End