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2021.10.21 15:30
熊本県熊本市の白青社が手がける無人店舗サービス「マドカイ」は、空き店舗のショーウィンドウとECサイトを連動させ、リアルとオンラインをハイブリッド化することで、安価かつ効果的に商店街の賑わい創出を可能にする優れたサービスデザインを提供している。
店舗の間口は地域で特性が異なるそうだが、およそ7m前後とすれば、そこから90cmの奥行があればマドカイのオープンが可能となる。約2坪なので建築許可が必要な増築に当該当せず、無人が原則となるのでトイレや空調・水回りも一切必要としない。
施工費用は一般的な店舗と比べれば安く、町との調和を意識しつつ、ブランドの世界観を表現することに予算を振り切ることができる。また、奥行きは商品を取り替えたり、掃除をしたりできれば充分だとしている。
商品の横には商品のQRコードを設置。来店者は気に入った商品のページを開き、動画や写真で使用例を確認、あとは通常のWEB通販と同じ決済手続きを完了させるだけとなる。
無人でも窓枠が照らされたり、ディスプレイに間接照明が当てられたりすることで、街灯の役割を果たすことができる。タイマーでON/OFF設定ができるので、一定の時間になれば消灯して町に害を与えず、彩りを与えることも可能だ。
マドカイは、空き店舗のショーウィンドウとECサイトを連動させ、リアルとオンラインをハイブリッド化し、安価で効果的に商店街の賑わい創出することが評価され、2021年度グッドデザイン賞を受賞している。