アルスエレクトロニカと松戸市が共同キュレーション
科学、芸術、自然をつなぐフェスティバル「科学と芸術の丘 2021」

千葉県松戸市では、科学、芸術、自然をつなぐ国際フェスティバル「科学と芸術の丘 2021」が2021年10月16日(土)・17日(日)に松戸市内各所にて開催される。

世界的なメディアアートの文化機関 アルスエレクトロニカとともに開催してきた同フェスティバルは、今回で4年目を迎える。国の重要文化財・戸定邸を中心に、世界で活躍する研究者やアーティストによる作品展示やトーク、ワークショップなどが行われる。

同市は、創造性豊かな「クリエイティブ・シティまつど」を目指し、クリエイターやアーティストが活躍できるまちづくりを掲げ、さまざまな取り組みを展開してきた。

▲科学と芸術の丘探検隊2021

▲千葉大学大学院園芸学研究院 応用昆虫学研究室

今年のテーマは「OPEN CITY – 触発する街 -」とし、世界中のボトムアップな活動から生まれたイノベーションや、市⺠一人ひとりが持つ変革の力、自然について考える作品やプログラムを紹介する。

また、同イベントでは、植物の受粉を介する蜂や蝶のように、ある状態を変化させたり何かを生み出すきっかけをつくる「触媒」となるイベント、人、ものを「カタリスト(触媒)」と呼んでいる。

市民が最先端のアートや科学技術をきっかけに集い、創造的な未来の都市をともにつくる触媒となるようなイベントになるだろう。End

科学と芸術の丘2021

開催日時
2021年10月16日(土)10:00~16:30
2021年10月17日(日)10:00~16:00
※戸定邸入館受付は9:30~16:30
参加方法
展示は予約不要。ただし、トーク、ワークショップなど一部は事前予約制
参加費
無料。ただし、戸定邸は入館料が必要
会場
戸定邸、戸定が丘歴史公園、松雲亭、松戸市内各所
詳細
http://science-art-matsudo.net/

▲「Ars Electronica Selection」“Remix El Barrio”, Food waste biomaterials design
ネオクラフトマンシップに基づき、食品廃棄物を用いた新しい実践を押しすすめるために生まれた展覧会

▲The Remixers

▲「Ars Electronica Selection」Google Maps Hacks
99台の中古スマートフォンを手押し車で運び、Google Maps上に仮想の交通渋滞を発生させるプロジェクト

▲Simon Weckert

▲「Ars Electronica Selection」Future Collider
看板や標識を起点に都市の未来を共同で思索する市民参加型のプロジェクト

▲木原共

▲彫刻のつくりかた How to Curve a Sculpture
動物園のビーバーの飼育エリアに角材を設置し、ビーバーに齧られた木を収集。これは彫刻なのか、作者は誰なのかを問う展示

▲AKI INOMATA

▲血管の音色 Attune
体調を「聴く」プロジェクト 東京大学生産技術研究所 松永研究室の最新の研究

▲松永行子

▲基調講演:メディアアート概論/久納 鏡子

▲トークセッション:触発を促すテクノロジーとアート
斎藤直宏(左)と久納鏡子

▲ワークショップ Future Matters

▲ワークショップ 蒔野真彩 Photo:Emiko Ogawa

▲Easel クリエイティブコーディング・ワークショップ

▲田所淳