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2021.10.04 15:11
スイスのバッグメーカー FREITAGは、終わりなくリサイクル可能になることを目指して、リサイクル可能なトラックタープの開発に取り組むことを発表した。
同社はこれまで、100%堆肥化可能な衣料品ライン「F-ABRIC」で生物学的な循環を実現。使用済みのトラックタープから作られたバッグは、アップサイクリング部門による修理サービスと交換プラットホームの提供により、ライフサイクルがさらに延びているという。
そして、今回のこの取り組みでは、異業種の工業界のパートナーと共同で、完全にリサイクル可能なトラックタープの開発に着手。既存のPVCと同じように頑丈で、耐久性が高く、撥水性があり、実用的であるだけでなく、ゴミにならず、生物学的や技術的にリサイクル可能なものになるという。
プロジェクトチームはすでに、さまざまなファブリックとコーティング材料の組み合わせにより、材料のプロトタイプ第1弾を作製。これまでのテストは良好だが、2022年の実用化に向けて、リサイクル可能なトラックタープが実際のトラック輸送で使用できるようになるまでに、取り組まなければならない課題はまだあるそうだ。
また、日常生活の残骸をリサイクルして作品にしているアーティスト兼フォトグラファーのニコラス・ポリが新たな作品を公開。FREITAGによる試作品のリサイクルボックスを使用して、リサイクル可能なトラックタープの探求を解釈した作品となっている。