100社以上の醤油メーカーによる「醤3」プロジェクト
⼩林幹也が手がけた三口醤油皿が登場

キッコーマンヤマサ醤油をはじめ106社(2021年9月30日時点)の醤油メーカーが参画して、飲食店や家庭で使われる醤油皿を三口(さんくち)にし、「醤油を使い分ける文化」を広めるプロジェクト「醤3(ショウスリー)」が設立された。10月1日(金)「醤油の日」よりサポーターを募集している。

かつて日本には、地域に根付いた醤油蔵が6,000以上も存在したという。しかし、現在は1,000近くにまで減少しており、醤油の多様性は失われつつあるそうだ。

そこで、「醤油を使い分けると料理はおいしくなる」ことを、たくさんの人に知ってもらいたいという想いから同プロジェクトは発足。

今回は、プロダクトデザイナー・⼩林幹也のデザインにより、醤油の使い分けに特化した「三口醤油皿」を新たに開発。醤油のつけやすさや食卓を邪魔しない大きさ、スタッキング(収納)のしやすさなど、さまざまな点にこだわっている。

▲チーム醤3

▲⼩林幹也(小林幹也スタジオ)

たとえば、醤油を注ぐくぼみの内側に少しだけ曲率を変えた「角」をつけ、つけすぎた醤油を切ることができるほか、つけやすさを維持しつつ、色の違いを美しく魅せる平面レイアウトを追究。類や銘柄を記載した「使い分けカード」と併用できる高台の形状を採用した。

繰り返し使われることを想定し、側面の持たせの角度の精査による持ちやすさと指あたりの良さを追求。さらには持たせ部分が重なることによるスタッキング性にも丁寧に配慮したデザインとなっている。End