デンマークのインテリアブランド HAYは、スウェーデンのデザイナー Clara von Zweibergk（クララ・フォン・ツヴァイベルク）が手がけた折り紙フィギュアのコレクション「Origami Family」をリリースした。
Origami Familyは、ツヴァイクベルクの細やかな仕事とHAYの遊び心のある世界観が詰まったクラフトコレクション。作品はすべて同氏が手作業で仕上げており、コペンハーゲンの「HAY House」にて限定に発売された。
コレクションは16種類のフィギュアで構成され、合計で200体を制作。この夏は作業に当てたそうで、彼女の想いがこもったものとなっている。
彼女のデザインは紙でモデルを作ることから始まり、紙は彼女にとって創作とインスピレーションの源になっているという。子どもの頃から紙に親しみ、その愛情と深い知識がOrigami Familyの折り目や形に現れているそうだ。
また、コレクションを手がけるにあたり、彼女はHAYの重要な要素であるカラーを調査。「コレクションを見ればわかりますが、クララの色彩感覚は見事なものです。そこにはユーモアや、誰もが子ども時代に折り紙をしたというノスタルジーもあります。作品にはこうした要素が非常に高度な技術で表現されています」と、HAYの共同創業者 メッテ・ヘイは語っている。
ツヴァイクベルクは、「この折り紙フィギュアでは、11段階にわたる技を使っています。1つの基本形状からさまざまなサイズとシルエットを作り、そこに異なる形状を加えていきます。ピースを1つずつ組み立てることで、フィギュアに有機的な一体感が生まれました。人の形にするつもりではなかったのですが、自然なプロセスからそうなりました」とコメントしている。
▲Clara von Zweibergk
「AXIS」編集部
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