NEWS | インテリア
2021.09.21 15:45
デザインオフィス DESIGN FOR INDUSTRYを率いるデザイナー 北川大輔が手がけたデスクチェア「Frond」が、アメリカのファニチャーブランド「Dims.」から発売されている。
Frondは、働き方が世界中で急速に変化するなか、「働く」と「暮らす」の境界が良い意味でますます曖昧になっている状況・環境に最適な、「住空間にも馴染むデスクチェア」を目指したという。
そこで、オフィスなどの公共空間やプライベートな居住空間において主役やアクセントになるのではなく、空間になじみ、空間そのものを引き立て、時には空間の印象を引き締めるような椅子にするため、座り心地の良さだけでなく、空間との親和性に主眼を置いてデザインしたそうだ。
特徴的な背もたれの直線的なシルエットは、空間を構成するアウトラインとの親和性を高めるだけでなく、椅子そのものとしても、軽やかでスマートな印象を創り上げている。
これと対照的に、座面の豊かな曲線によるシルエットは、座りたくなるような優しさと大らかな印象を与え、三次元に成形されたシェルは長時間座っていても疲れないとしている。
また、整形合板のシェルに使用されている木材は、EPA(経済連携協定)の定める「Forestry Best Management Practices(アメリカの飲料水の50%以上が森林地帯に由来しているため、水と森林を保全するための基準)」に準拠している森林管理者・伐採者による持続可能な森から切り出されたアッシュ材のみを使用。
シャープ&ソフト、シャキッとした印象と柔らかな座り心地の両面をあわせ持ち、空間に佇み空間を引き立てる、上品かつ親しみやすいデザインに仕上げている。