OPPOが隈研吾が共同で設計した
インスタレーション「Bamboo (竹) Ring」

▲OPPO x隈研吾 「Bamboo (竹) Ring : Weaving a Symphony of Lightness and Form」

スマートデバイスブランドのOPPOは、建築家・隈研吾とコラボしたインスタレーション作品「Bamboo (竹) Ring :|| Weaving a Symphony of Lightness and Form」を公開した。

「Creative Connections(創造的なつながり)」というテーマのもと、建築と音楽、革新的なデザイン、技術力とユーザー体験を融合させ、その時間と空間の感覚をデザインした作品で、ミラノデザインウィークの期間中、2021年9月19日(日)まで伊ミラノのCortile dei Bagniの中庭に展示している。

両者のコラボレーションにより2019年のロンドン・デザイン・フェスティバルにて公開された「Bamboo Ring」をさらに発展させたもの。今回はOPPOの新たな試みとして、最新技術を駆使し、音楽プラットフォーム「Musicity」とバイオリニスト・小町碧によるオーケストラ用楽譜を採用した。

小町のバイオリンは1920年にミラノで製造され、それを現代のカーボンファイバーで強化したもので、四季と輪の形状をイメージにした作品を見て、歩き回りながら、音楽を通じた物語に魅了されるそうだ。

この特別な音色を持つバイオリン音を、レイキャビクや北京、東京などの都市や自然の音と結合させて、OPPOが提供するの独自のスマートフォンアプリ「O Relax」の音源とし、ユーザーはこれらを耳で楽しみ、リラックスしたひと時を過ごすことができる。

また、OPPO London Design Centreの研究から生まれた構造的な音響技術により、竹とカーボンファイバーの輪で編まれた作品が、音楽を奏でる楽器となる。新しい触覚モーター、MEMSスピーカーストリップ、エキサイターなどの革新的な技術の連携により、没入感のあるベースと、バイオリンのビブラートや打楽器の効果で竹を反響させる高い周波数を生み出している。

隈研吾は「私が建築設計しているときは、シルエットよりリズムと音色をデザインすることに関心を持っております。新しいリズムと音色の生み出す方を考える際には、現代音楽がとても参考になりました。来場者の視覚的体験と聴覚的体験を組み合わせた、建築における新しいリズムと音色の探究のひとつです」とのコメントを寄せている。End