ヴァレクストとトム・ディクソンによる新作
光と影のコントラストを表現

レザーブランドのヴァレクストラは、2021年9月に開催されるミラノサローネにおいて、英国人デザイナーのトム・ディクソンが手がけた「ブラックライト」と題した光の彫刻のインスタレーションを伊ミラノの旗艦店にて9月6日(月)より開催する。

ミラノの巨匠であるジオ・ポンティ、エットレ・ソットサス、アキーレ・カスティリオーニのアーカイブにインスパイアされたという「ブラックライト」は、ディクソンとオーストリアの照明スペシャリスト「プロリヒト」による、大きな10台のLEDライトの作品である。

今回はこの作品と、ヴァレクストラの新作「キアロスクーロ」のバッグコレクションが展示。ミラノ中心部にあるマンゾーニ通りから見ることができる。

キアロスクーロはイタリア語で「明暗」を意味する言葉で、光と影のコントラストを表現したカプセルコレクションでは、ヴァレクストラの3つのアイコンバッグ「イジィデ」「トリックトラック」「バケット」を通じて、多次元でさまざまなレザーの色合いを再解釈している。

ディクソンによれば、ヴァレクストラは同氏の光に対する姿勢をよく理解したブランドであり、今回の彫刻シリーズを提案したという。そして、彫刻のデザインや新しいテクノロジーにより、現代イタリアのデザインと歴史的な象徴が結びつくのだと語っている。End