ブルガリ、ミラノデザインウィークに合わせて
「メタモーフォシス」展を開催

▲東信 – The garden of Eden (エデンの園)

ブルガリは、ミラノデザインウィークに合わせて、「メタモーフォシス(Metamorphosis)」展を2021年9月6日(月)から伊ミラノ市立近代美術館(GAM)にて開催する。

同展は、非常に独創的な会場のセットの中、先駆的な精神とともにメタモーフォシス(変容)の世界を旅するというもので、この変容をさまざまな象徴的、創造的、芸術的解釈によって探求する。

ミラノ工科大学正教授 アルバ・カッペリエーリによるアートディレクションにより、あらゆる文化において変容と再生の象徴とされる「蛇」を題材とする物語や神話を紹介。蛇は、1940年代末以降、メゾンの大胆なデザインと独創的なヴィジョンに裏打ちされたクラフツマンシップのシンボルとなっている。

そこで、4人の国際的アーティストがそれぞれのクリエイティブな表現法を通じて「変容」というテーマを解釈。この会場ならではのインスタレーションを制作している。

花や果物、草木などの自然物を用いたユニークで先駆的な造形作品で知られる東信は、「The garden of Eden」において「エデンの園」を独自の解釈で表現。インスタレーションに使われている自然物はすべて生き物なので、時間の経過とともに形や色、匂いが変化する。

一方、「Golden Eden」は、ブルガリのアイコンである「セルペンティ(イタリア語で蛇の意)」を取り巻く自然環境を解釈したもの。3mx3mの左右対称の構造で再現された貴重な楽園の世界で、エキゾチックな季節の花で作られたボタニカル・スカルプチャーが宙に浮いている。

▲東信 – ‘Golden Eden’ (黄金の楽園) 会場:ブルガリ ホテル ミラノ

アーティスト・ダーン・ローズガールデの「Lotus Oculus」は、光に反応する何百もの花で作られた生きたアート作品。古代ローマのパンテオンからインスピレーションを得たこのインスタレーションは、自ら展開し、揺らめく光と動きを生み出す。

▲ダーン・ローズガールデ – Lotus Oculus(蓮の目)

ビジュアルアーティストのアン・ヴェロニカ・ヤンセンズによる「gam gam gam」の作品は、印象が絶え間なく変化する反射の視覚的効果に基づいている。今回は、会場の窓のために特別に製作されたゴールドカラーのベネチアンブラインドや、光学的な物理現象を利用して見る人の知覚を拡張する6つの「アクアリウム」などを披露する。

▲アン・ヴェロニカ・ヤンセンズ – gam gam gam (ガム・ガム・ガム)

そして、建築家のヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンの「Shelter」は、木の床のデザインから始まり、表面と壁の構成へと発展し、シルバーからゴールドまでさまざまなメタリックカラーで覆われた迷宮を制作。部屋とその中に入った人の反射した姿で変容を表現し、静謐な空間と瞑想的な隠れ家を作ることを目指した。End

▲ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン – Shelter(シェルター)