NEWS | ファッション / 工芸
2021.08.27 15:45
京都市中京区のISSEY MIYAKE KYOTOでは、京都の職人による伝統技法「墨流し」を布と光と映像で紹介する、KURA展「墨流し」を2021年8月26日(木)から9月19日(日)まで開催している。
ISSEY MIYAKE 2021/22年秋冬コレクションのテーマは「As the Way It Comes to Be -生まれたままで-」。ありのまま、そこに生き続ける自然のさまざまな表情を、一枚の布に落とし込んでいる。
同展で紹介するのは、コレクションのものづくりに取り入れられた「墨流し」という技法。墨流しは、水槽に張った水に染料を垂らし、自在に広がった形をそのまま布に写し取り、柄を描くものである。
京都の工房で、職人が一枚一枚、滑らかな手作業で作り上げており、ひとつとして同じ柄は生まれないという。
会場では、川のように大きく広げた一枚の布が、水のたゆたいを表現。水面のきらめきや石と石の間に浮かぶ気泡のような表情を、照明によって生き生きと演出するとともに、実際の墨流しの製作風景も、プロジェクターで上映する。
ISSEY MIYAKE KYOTO KURA展「墨流し」
- 会期
- 2021年8月26日(木)~9月19日(日)
- 会場
- ISSEY MIYAKE KYOTO
- 詳細
- https://www.isseymiyake.com/ja/news/8210