NEWS | インテリア
2021.08.25 16:00
地球温暖化や異常気象などが身近なものとなり、気候変動に対する私たちの意識もますます高まっている。とくにCO2の排出量をいかに抑制するかが大きな課題となっている。
そこで、東京ガスコミュニケーションズとHAGI STUDIOの協働プロジェクト「CARBON STOCK FURNITURE」では、「都市を森林の貯蔵庫に還す」ことをコンセプトにした家具プロダクトを展開している。
そのコンセプトは、都市が排出するCO2を吸収した近隣にある森林の木材をオフィスや店舗・公共空間などの家具にできるだけ多く使用し、森林資源の循環利用を高めながら、都市により多くのCO2を貯蔵するというものである。
さらに、都市近傍にある森林の木材を利用することで、輸送にかかるCO2排出量を抑制。一般流通材を活用し、開孔や切り欠きなどの加工をせずに挟み込んで固定する構造とすることで、木材の再利用がしやいようにしているという。
また、共通の断面寸法の角材を積むことで、定量的に把握しやすくなっており、固定したCO2を意識しやすいように総量の印字・可視化も行われているほか、森林認証等を取得した産地の特定できる木材のみを利用するなど、トレーサビリティにも配慮している。
現在は、東京都新宿区の国産木材の魅力発信拠点「MOCTION」でも実際の商品を確認することができる。