博展は、資生堂 銀座オフィスのウィンドウアートを起点に、銀座の生態を様々な視点から可視化させ、サステナビリティな社会について考えるプロジェクト「GINZA Sustainability Project」を展開している。

コロナ禍により多くの経済活動が制約を受けたが、その一方で、国際エネルギー機関によれば、2020年の世界のCO2排出量は前年と比べて5.8%ほど減少するなど、ポジティブな一面もあったという。

そこで、同プロジェクトでは、この事実がコロナ後の社会のあり方を考えるにあたって、私たちのパラダイムを転換させるチャンスとなると考えた。

単純に元の生活を取り戻すことで良いのか、持続的な社会とは何かを問いつつ、改めて「銀座」という街の身近な生態の循環に目を向けることで、未来へのヒントを見つけていくという。

今回は、銀座を取り巻くさまざまな人とのフィールドワークや、資生堂 銀座オフィスのウィンドウアートを通じて、銀座の生態についての情報を発信。年間を通じて行われるウィンドウディスプレイの転換に合わせ、「前期」「中期」「後期」の3つのフェーズでさまざまな観点から銀座を発見-観察-創造する。

前期は「銀座生態図 GINZA ASSEMBLAGE MAP」と題し、2021年8月下旬まで展示を実施。銀座に生息する植物（街路樹／野良花等）や生物に着目し、採集物の立体コラージュ（ASSEMBLAGE）を展開している。