博展は、神奈川県横須賀市の平和中央公園にある「平和モニュメント」のリニューアルプロジェクトにおいて、パノラマティクス（旧ライゾマティクス・アーキテクチャー）とともに、デザイン設計・施工を担当した。

同公園は1970年に開設された「平和を願う公園」で、東京湾や猿島なども見渡せる眺望の良い場所として、地域内外から愛される場所となっている。今回、1992年に平和のシンボルとして設置された旧モニュメントが老朽化により撤去され、リニューアルされることになった。

新モニュメントのテーマは「平和の軸」。円が古くから持つ「無限、永遠」の意味を表現していることから、ステンレスでできた中心部の屋根には、横須賀市民が描いた円形デザインのくり抜きが施され、昼夜の光で表情を変えるデザインとなっている。

大きさは高さ2m・直径10mで、6基のライトが上空に「平和の光」を照射。中心部の構造物には世界12か国語で「平和」を意味する言葉が刻まれ、夜間のライトアップで浮かび上がる。