NEWS | アート
2021.08.02 13:58
「奥能登国際芸術祭2020+」が2021年9月4日(土)から10月24日(日)まで、石川県珠洲市全域にて開催される。
珠洲では、毎年9-10月にかけて連日のように市内各地で秋祭りが開催される。第2回となるこの芸術祭は、昨年延期となり、今秋、「奥能登国際芸術祭2020+」と題して行われる予定だ。
延期による1年間をプラスに捉え、市民総参加型プロジェクト「珠洲の大蔵ざらえ」など、より密接に地域と関わる芸術祭を目指している。
16の国と地域から53組のアーティストの作品の展示が決定しており、準備の時間が増えたことで、アーティストはより深く地域に入り、より土地の力に呼応する作品が楽しめる。参加アーティストの詳細は公式サイトにて確認できる。
陸や海の交易などにより珠洲にもたらされた文物は、時代とともに使われる機会が減り、その多くが家の蔵に保管されている。江戸、明治、大正、昭和、平成、各時代の文物を珠洲じゅうから集め、アーティストと専門家が関わり、モノが主役の博物館と劇場が一体化した「スズ・シアタ ー・ミュ ー ジアム」が誕生し、作品が展示される予定。
能登半島の最涯に位置する珠洲は、海から見れば大陸に近い最先端の場所になる。「最涯(さいはて)の芸術祭、美術の最先端。」のコンセプトのもと、珠洲の地理的な特性に向き合うアートが体験できるだろう。
奥能登国際芸術祭2020+
- 会期
- 2021年9月4日(土)~10月24日(日)
- 会場
- 石川県珠洲市全域
- 詳細
- https://oku-noto.jp/ja/index.html