富山、石川、福井を舞台にした工芸の祭典
「北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2021」開催

北陸工芸プラットフォーム実行委員会は、富山、石川、福井の北陸3県を舞台にした工芸の祭典「北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2021」を、2021年9月10日(金)から10月24日(日)まで開催する。

2021年のテーマは「工芸の時代、新しい日常」。表現を重視するアート思考型の工芸と、用途と機能を重視するデザイン思考型の工芸という、今日の工芸を広い視点から紹介するふたつの特別展が中心となる。

▲参考作品 [ 特別展Ⅰ]
工芸的な美しさの行方 工芸、現代アート、アール・ブリュット
四代田辺竹雲斎《共鳴》2017 Photo by Tadayuki Minamoto

ひとつ目の特別展「工芸的な美しさの行方 工芸、現代アート、アール・ブリュット」は、工芸、現代アート、アール・ブリュットを関連づけ、アート思考型の工芸として展示する。

▲出品作家:青木千絵、伊藤慶二、九代目岩野市兵衛、沖潤子、金重有邦、桑田卓郎、神代良明、佐々木類、澤田真一、nui project(しょうぶ学園)、須藤玲子、田中信行、田中乃理子、四代田辺竹雲斎、中田真裕、中村卓夫、八田豊、牟田陽日、山際正己、横山翔平 (五十音順)

工芸の魅力のひとつである技術力が「上手い・下手」といった価値評価から解き放たれ、いきいきとしたアート表現となる。また同展は、参加作家20組の作品が富山、石川、福井の国指定重要文化財となっている歴史的建造物を擁する寺社を会場に、サイトスペシフィックな展示構成で展開される。

▲参考作品 [ 特別展Ⅱ ]
工芸×Design 13人のディレクターが描く工芸のある暮らしの姿
滝製紙所

ふたつ目の特別展「工芸×Design 13人のディレクターが描く工芸のある暮らしの姿」は、 「用途・機能」を軸にしたデザイン思考型の工芸のあり方を考える内容。ディレクターとして招いた各界で活躍するエキスパートが、北陸の工芸作家や職人とそれぞれ13組のチームをつくって進めるプロジェクト型の展覧会だ。

▲参加チーム:稲葉俊郎×シマタニ昇龍工房、鬼木孝一郎×竹俣勇壱、シトウレイ×高橋悠眞、secca×山近スクリーン、中田英寿×坂井直樹、中村弘峰×木田製陶所、原研哉×谷口製土所、ブライアン・ケネディ×中田雅巳、細尾真孝×滝製紙所、皆川明×ピーター・アイビー、森岡督行×長田製紙所、森義隆×富山ガラス工房、箭内道彦×東節子 (五十音順)

その他にも、北陸の工房をオンラインで巡るライブ配信企画や、北陸三県で開催される7つの工芸祭を巡る企画なども楽しめる。End

北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2021

会期
2021年9月10日(金)~10月24日(日)
※[巡る]プログラムは8月28日(土)~11月28日(日)に随時開催
内容
[特別展Ⅰ] 工芸的な美しさの行方 工芸、現代アート、アール・ブリュット
[特別展Ⅱ] 工芸×Design 13人のディレクターが描く工芸のある暮らしの姿
[巡る]ホクリク・ネットワーク化計画(詳細後日発表)
〇ホクリク・スタジオ 自宅ではじめる、工芸のあそび【オンライン】
〇トヤ・エチ・ラリー 産地でみつける、ホンモノの工芸【リアル】
詳細
https://goforkogei.com/