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2021.07.19 15:00
日建設計の木質・木造の開発研究を行うチーム Nikken Wood Labが開発し、三進金属工業が商品化した木質ユニット「つな木」が登場した。
第1弾として、2021年7月15日(木)に、普段は家具やカフェブースとして使用しながら、もしもの時に医療用や避難所用のブースに適した空間に組み換えができる「もしもつな木キット」がローンチされた。
「つな木」は、小径の材木で簡単に組み立て・解体・移設できる木質ユニット。45mm角の一般流通無垢材と、クランプと呼ばれる接合部材、移動用の車輪で構成された基本ユニットは、「全国 どこでも 誰でも」30分程度で簡単に組み立てることができる。
同じ部材を使って、デスク、棚、ベンチやプランタなど、変幻自在に形を変えて、さまざまな用途で活用が可能だ。
「もしもつな木キット」は、2020年に足利赤十字病院や徳島県の協力を得て実施した各種トライアルイベントを通じて開発・改良を進め、製造・販売に至った。
基本形であるオープンブースに、必要なパーツを組み合わせることで、要望に合わせた空間を簡単につくることができる。木のぬくもりを感じられ、開放的な「オープンブース」は、木材23本(45mm角の2.8mx9本、2.1mx12本、0.5mx2本)と37個のクランプおよび6個のキャスター、天井の膜材1枚での組立てが可能となっている。