イタリア・ミラノに拠点を置くKrill Designが、オレンジの皮を使って3Dプリントしたオーガニックなテーブルランプ「Ohmie The Orange Lamp™」を開発し、クラウドファウンディングを行っている。

同事務所によると、「Ohmie」の原材料はシチリア産のオレンジピール100％で、ランプひとつに対して2～3個分のオレンジの皮が使われている。

これに生体高分子ベースを混ぜることで、オレンジっぽさをはっきりと残した、やわらかく深みのある色のしっかりとした素材ができあがった。

さらに、このオレンジピールそっくりの表面は、3Dプリントによる薄いレイヤーでできている。また、その微かな香りからは、おばあちゃんとクッキーを一緒に焼いたことや、オレンジの実を摘んだ子どもの頃の思い出が蘇るという。

高さは23cm、重さは150gほど。素材については、摩耗や経年劣化はないそうで、使用後は堆肥化もできる。サーキュラーエコノミーが求められるなか、廃棄物を有効活用したエコな製品を目指したそうだ。