▲写真：Giacomo Maestri

イタリアのデザインスタジオ「LATOxLATO」が手がける「Meridiane」は、イタリアの宮殿や別荘のファサードを飾る「日時計」にインスパイアされた、新しいホームアクセサリーコレクションである。

日時計は太古の昔から使われてきた道具で、「グノモン」と呼ばれる中央に据えられたパーツが影を落とし、時間の経過を測るものである。

ブランドを率いるデザイナーのVirginia ValentiniとFrancesco Breganze de Capnistが影を装飾として活かし、古典時代やルネサンス期のイタリア建築をヒントにしたボリュームや幾何学的なラインを用いてユニークなオブジェを作り上げている。

▲「06:45」

▲「12:30」

▲「19:00」

▲「22:15」

また、真っ白で手触り感のあるセラミックは、イタリアの伝統である釉薬を施したマジョリカ陶器を想起させ、コレクションの特徴である影の戯れには理想的な土台となっている。一方、幻想的で装飾性のある影を投げかけるグノモンには、ゴールドやプラチナ、カッパーといった貴金属を使用することでアクセントをつけている。

▲写真：Giacomo Maestri

▲写真：Giacomo Maestri

コレクションは、円型のトレー「06:45」、ボウルの「12:30」、長方形のトレー「19:00」、箱型の「22:15」の4種類で構成されており、日時計のように夜明けから夕暮れまで1日の時間を示している。

▲写真：Giacomo Maestri

▲写真：Giacomo Maestri

まさに、ローマで発見された日時計に書かれたラテン語の言葉「楽しい間だけ時を刻む（Horas non numero nisi serenas）」を体現したコレクションである。