NEWS | テクノロジー
2021.06.17 15:35
最先端のAI・ロボティクスの技術を活用したソリューション提供を行う東京大学発のベンチャー企業 TRUST SMITHは、自動搬送ロボット(AGV)を開発した。
今回開発したのはリフト式のAGV。受け取り場所・受け渡し場所にステーションを設けることで運搬の完全無人化を実現する。
これまでの磁気誘導式やグリッド式のAGVとは異なり、床への装飾が必要ないため、工場のレイアウト変更に柔軟な対応ができる。
さらに、センサから取得した情報をもとに自身で地図を生成。自己位置をつねに把握しており、指示もしくはシステムとして事前に登録することで、目的地までの最適な経路を生成するという。
また、床に段差や障害物がある場合はセンサーで検知し、自ら判断して避けることが可能。人が歩いている空間においても運搬業務を行うことができ、「人と協働するロボット」としてデザインされているそうだ。
今後はリフトタイプに限らず、牽引タイプ・コンベアタイプとあらゆるタイプの機体開発に着手するとともに、AGVの群制御もR&Dにて完成させる予定だ。