屋外向けのIoT環境無線センサー
「ハッテトッテ™」の防水型がリリース

DICは、温度・湿度・照度センシング向けのやわらかい無線センサーに防水機能を付与した防水型「ハッテトッテ™」の販売を2021年6月15日(火)より開始した。

従来の「ハッテトッテ™」は、屋内向けのIoT環境無線センサーとして、簡単設置・簡単移設ができ、薄くて小さく目立たないデザインや、LoRaWAN®による長距離無線通信といった特長をもっていた。

ただ、工事現場やグラウンドなどでの熱中症危険度の測定や、浴室や脱衣所などでのヒートショック危険度の測定などの機能が求められる屋外では、従来品のセンサーは設置や移設が難しく、取り付けが簡便なテープで固定すると落下の危険性があり、筐体の厚みが作業の邪魔になったり、防水機能が必要とされるなどの課題があったという。

そこで同社は、熱中症危険度1やヒートショック危険度2の算出にも応用できる防水型「ハッテトッテ™」を開発。

IPX6相当の防水機能があり、雨天時にも屋外で使用できるほか、浴室や脱衣所など水の掛かる場所でも使用可能。さらに、照度センサーも備えており、日中のみや浴室使用時のみなど、使用するシーンに応じて警告を出す設定も可能だそうだ。

また、柔らかく軽量なので、万一落下した場合も危険を低減。貼るだけで簡単に設置でき、多くの場所に設置できるので、広範囲の現場で温湿度の測定が可能になるとしている。End