ロールス・ロイスは、スイスの高級時計ブランド「ボヴェ」とコラボレーションしたタイムピース「Boat Tail」を公開した。

今回のタイムピース製作には、両メゾンのデザイナーやエンジニア、職人が、卓越性、精密さ、伝統、芸術性、革新性、ディテールへのこだわりという共通の価値観のもと、合計3,000時間を費やし、精力を注いだアイテムである。

「Boat Tail（ボートテイル）」はロールス・ロイスが手がける高級車で、文字通りボートのテール部分をイメージした外観が特徴。一方、このタイムピースは、同車のダッシュボードにぴったりとはまるように製作されたもので、紳士用と婦人用のペアでリバーシブル仕様、腕時計や置時計、ペンダントウォッチ、懐中時計にもなるという。

ケースには18K ホワイトゴールドを採用。ダイヤルには「ボートテイル」のリアデッキと同じ「カレイドレーニョ・ベニア」を使い、そこにはオーナー・カップルの名前も施される。下部にあるのはスピリット・オブ・エクスタシーの彫刻だ。

また、ダッシュボードのホルダーは「ボートテイル」オリジナルのものでボヴェのエンジニアとロールスロイス・コーチビルダーのデザインしたチームが設計。車体自体が受ける走行時の振動は最小限に抑えているが、ホルダーが時計をしっかりと固定し、さらに微細な振動を抑制。取り付けや取り外しは簡単で安全性も確保してくれる。

そのほか、ダッシュボードには引き出しが取り付けられており、時計やストラップ、チェーン、ペンダントを安全に保管するための収納になるとしている。