桟橋に起伏をもたせた
米ハドソン川に突き出すユニークな「Little Island」

▲© Timothy Schenck

トーマス・ヘザーウィックが率いるHeatherwick Studioはこのほど、米ニューヨークのハドソン川に突き出した、面積2.4エーカーの新しい都市公園兼パフォーマンス会場「Little Island」を完成させた。

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同市を拠点とするランドスケープ設計事務所 MNLAと共同で設計・開発を手がけ、完成までに8年以上の歳月を費やしたというLittle Islandは、ハドソン・リバー・パークの遊歩道の新たな拡張部分となるもので、ほかの都市にはないユニークな公園である。

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Heatherwick Studioはプロジェクトをコンセプト段階から主導。形状や地形、ランドスケープ、屋内空間、素材、ファニチャー、ディテールに至るまで、全体のデザインを担当したという。

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トーマス・ヘザーウィックは、「長方形をした緑豊かなガーデンアイランドのひとつひとつを橋脚が支えるという、まったく新しいタイプの桟橋を作ることを構想しました」と語る。

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▲© China News Service/Getty Images

さらに、「さまざまなアクティビティやパフォーマンス向けの多目的スペースであるだけでなく、川の流れを活かして敷居を作り、都会の喧騒から逃れるような体験をすることができます」という。

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また、「従来の桟橋の構造は一般的にはフラットなものですが、ここでは起伏をもたせることで、訪れた人によりダイナミックな交流体験をもたらしたり、パフォーマンススペースを見やすくしたり、川の向こう側や街の方への見晴らしの良い場所を提供したりできる、そんな地形を創り出せると考えました」とヘザーウィックは説明している。End

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▲© Alexi Rosenfeld/Getty Images