多摩美術大学、橋梁デザイナー大野美代子の
研究展「ミリからキロまで」を開催

多摩美術大学は、環境デザイン学科の学生らによる大野美代子研究展「ミリからキロまで」を、2021年6月21日(月)から7月7日(水)まで八王子キャンパスのアートテークギャラリーにて開催する。

大野美代子(1939-2016)は、横浜ベイブリッジ(神奈川県)や鮎の瀬大橋(熊本県)など全国各地の名橋をデザインし、数々の賞を受賞した橋梁デザイナー。1963年に同学デザイン科を卒業後、インテリアデザイナーを経て、1977年に蓮根歩道橋(東京・板橋区)のデザインを手がけたことから、土木分野へと仕事の領域を拡大した。

同展は、建築・インテリア・ランドスケープ(都市環境)の3分野を横断しながら「空間」のデザインを学ぶ環境デザイン学科の学生が、大野美代子の仕事について、東京大学法政大学で工学を専攻する学生らと共同研究した成果を発表する。

今回の共同研究は、まさに「ミリからキロまで」をデザインした大野美代子という一人のデザイナーの仕事を通して、「自分ではない誰かのためのデザイン」について、学生たちが独自の視点で発掘するものだという。

そして、現代を生きる学生の目を通して紹介することによって、普段そこにあることが当たり前のように受け止められている街の景観を、新しいまなざしで見直す機会とすることを目的としている。End

大野美代子研究展「ミリからキロまで」

会期
2021年6月21日(月)~7月7日(水)
10:00~17:00 入館料無料
休館日
日曜日
会場
多摩美術大学 アートテークギャラリー1F(八王子キャンパス内)
詳細
https://k.tamabi.ac.jp/activity/kikaku/3416298/