今回で15回目となるSan Francisco Design Weekが2021年6月7日（月）から6月13日（日）まで開催されている。

今年は「Power」をテーマに掲げ、すべてのプログラムをオンラインで開催。デザインコミュニティが力についての考え方を再考することを目指しており、既存の制度に疑問を投げかけながら、公平な意図をもって力の分配や委譲を実現するような集団的能力をいかに発揮できるかを考えるという。

各イベントでは、社会の変化とこれを担うデザイナーの役割について議論を展開。ユーザー・エクスペリエンスやインタラクティブ・デザイン、VR体験、バーチャルアートからブランディング、建築、インテリアデザイン、ファッションまで、多彩なイベントが用意されている。

また、さまざまな分野の第一線で活動するデザイナーのトークやウェビナー、ウェブカンファレンス、バーチャルツアーが行われる予定だ。

力はローカルにもグローバルにも存在し、パーソナルなものでもパブリックなものでもある。ときには利己的であったり、無欲のものであったりと、力はいたるところにある。私たちが口にする食べ物や創作する音楽、私たちでシェアするアイデアにも力があるのだ。

同イベントでは、こうしたさまざまな力を真剣に議論すべきものとして取り上げ、ひとつのムーブメントや進むべき道、新たな始まりを模索するとしている。