NEWS | サイエンス
2021.05.31 15:45
アクアは、旧三洋電機より継承したオゾン応用技術を活用し、適切な濃度のオゾンを安定して生成できる「マイクロオゾンシリーズ」を、BtoB市場向けに2021年7月より発売する。
今回は第1弾として、レストラン・病院・スーパー・コンビニエンスストアなど多くの人が利用する施設をターゲットとし、設備や機器の除菌・脱臭に効果的な「オゾン水スプレー」と、空間除菌や脱臭を目的とした「オゾンガス発生器」を発売する。
これまで、オゾン水の生成には専用水が必要だったり、オゾン水生成から噴霧までに濃度が下がるといった難点があった。「オゾン水スプレー」では、AQUAの特許技術「マルチレイヤーセル」により、水中のミネラル分が生成ユニットに付着するのを防止し、水道水での生成でも濃度を安定させることに成功した。
本体のボトルに水道水を入れ、電源を入れてスプレーボタンを押すだけで高濃度オゾン水(5mg/L)を瞬時に生成。水道水と電気だけでオゾン水を生成できるため経済的で、衛生対策にかかる負担を軽減できるとしている。
また、「オゾンガス発生器」は、低濃度のオゾンガスを発生させることにより、空気中の菌類やウイルスの除去、悪臭を分解。分解後のオゾンは酸素に戻るため、残留物がなく安全だという。
人体を検知するモーションセンサーにより、自動でオゾン濃度を半分に下げる「安心モード」への切り替えや、5段階のオゾン発生レベルにより、広さに合わせてオゾン発生量の切り替えができる。