NEWS | インテリア
2021.05.28 17:35
インテリアデザイナーの小栗誠詞が率いるデザインオフィス「イド」が、アクシスとのデザインコラボレーションにより、ショールーム「LIVING MOTIF WORK+」のインテリアデザインを手がけた。
働き方が大きく変化するなか、リモートワークが普及したことで「集う場所」の価値が問い直されており、より明確な意図を持った空間や、状況に応じて柔軟に対応できる空間がこれまで以上に重要になっている。
そこでこのプロジェクトでは、インテリアショップ LIVING MOTIFが運営するショールームとして、「クリエイティビティが生まれるオフィス」をテーマにデザイン。複数のブランドを取り扱う強みを活かした、オフィス家具を組み合わせたワークユニットによる空間を提案した。
ショールームは床と壁のみのミニマルな構成とし、ワークユニットはあらゆるインテリアに合うようにするために、素材によってショールームのイメージが偏ってしまわないようにしながらも、オフィス空間を想起しやすいように心がけたという。
マットなダークグレーの面材にベージュの目地材を収めることで、目地が生み出す「線」に表情を与え、特徴づけることに。これにより、タイルやヘリンボーンフローリングの気配が感じられ、ひとつの大きな空間をグラフィカルな線によって緩やかに分節することも可能となった。
また、ショールームでの実務的な確認作業を楽しいコミュニケーションに変換することを目指して、床と壁に施された「線」にメジャーのような役割をもたせ、オフィスに設置した際のスケール感が捉えやすくなるようにしている。