お酒を控えたい人のための酒器
TAKI PRODUCTS藤井賢二による「小鳥のおちょこ」

広告デザイン会社・たき工房のプロダクトブランド「TAKI PRODUCTS(たきプロダクツ)」が手がけた小鳥の形をしたお猪口「小鳥のおちょこ」は、お酒を呑みにくくすることで飲酒量を控えるようにしたプロダクトである。

通常のお猪口は30〜50mlで、4〜6杯飲むとの日本酒1合を飲んでしまうことになる。一方、「小鳥のおちょこ」では10mlしか注ぐことができず、何度もお酒を注ぐ「手間」が生まれるのだ。

さらに、小鳥のクチバシの先からストローの要領でお酒を吸って飲むために、飲酒に時間をかけることができ、少量のお酒でも満足感を得られるようになっている。

また、複数名で使用するとさらに効果的だそうで、お酒を飲む仕草が「指に乗せた小鳥とキス」をするようでもあり、可愛らしく意識して飲酒が可能。「飲みにくい器=飲酒を控えながら楽しもう」という合意形成をしながらお酒を楽しむことができる。

デザインは、たき工房のクリエイティブディレクター・藤井賢二が手がけた。お酒が好きだけど控えなくてはならない人に、楽しく摂生する仕組みをカタチにしている。End