ANAホールディングスは、バーチャルトラベルプラットフォーム「SKY WHALE」を開発・運営するANA NEOを設立したことを発表した。2022年のサービスローンチを予定している。

「時空を超える旅客機」をコンセプトとしたSKY WHALEは、スマートフォンやタブレットなどの各種端末からアクセスできる「旅のプラットフォーム」。「Skyパーク」「Skyモール」「Skyビレッジ」という3つのサービスで構成されている。

旅のテーマパーク「Skyパーク」では、3D CGで描かれた世界のさまざまな都市や絶景スポットを舞台に、気軽に楽しめる新しい旅行体験を提供。「のんびり」「弾丸」などの旅の好みを設定し、自宅で最大8人同時にバーチャル旅行を楽しむことができる。また、この旅行体験に合わせた現実の旅行を予約することもできるという。

空港でのショッピングやエンターテイメントをイメージしたバーチャルショッピング空間「Skyモール」は、家族や友人と一緒に自由にモール内を歩き、買い物や各種イベントなどに参加。選りすぐりの商品を実際に手元に届ける越境ECも提供するそうだ。

また、未来の街をイメージした空間「Skyビレッジ」では、バーチャルにおけるスマートシティの実現を目指して、バーチャル上での医療・教育・行政などのサービスを展開する予定だ。

同社では、バーチャル空間での旅行やショッピングなどの消費体験を通じて、リアルを超える体験消費ニーズに応え、「地産外商」による地域創生や、リアルとバーチャルの融合による経済発展と社会的課題の解決を両立するSociety 5.0の実現を目指すとしている。