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2021.05.24 15:20
作曲家・阿部海太郎が2020年秋に発表したアルバム「Le plus beau livre du monde 世界で一番美しい本」の12インチアナログ盤が完成し、2021年5月26日(水)に発売される。
このアルバムは、「世界で一番美しい本」と称される装飾写本「ベリー侯のいとも豪華なる時祷書」を題材に制作。約600年前にベリー侯が当時の中世フランスの暮らしを描かせたもので、人々の営みの機微を拾い上げ、旋律にして描き直している。
マンドリンやピアノの独奏、オルゴール、弦楽四重奏、木管五重奏、オーケストラまで、楽器の表現力を多彩に駆使した楽曲で、22.2ch環境で録音、ミックスされており、音源化にあたってはイギリスのエンジニア・Eric Jamesに依頼。マスタリングされたサウンドは、楽曲に込められた作曲家の意図を忠実に汲み取ったクオリティとなった。
クリエイティブユニット・KIGIが手がけたジャケットは、大胆なタイポグラフィーが目を引くデザインに仕上がっている。阿部の手書きの楽譜をもとにしたピアノ譜がセットされるなど、アナログの醍醐味が集約されている。
また、こちらのサイトでは、同アルバムを視聴することができるので、チェックしてみよう。