福井県の木活木育推進施設「ウッドラボいけだ」と
広島県のデザイン事務所「CENSA.inc」による木製のリバーシ

▲開発中の「リバー・シー・グラウンド」。三角錐の立体的な駒もある。

福井県池田町の木活木育推進施設「ウッドラボいけだ」は、広島県のデザイン事務所「CENSA.inc」と協同して、これまでにないボードゲーム「リバーシ」の開発を手がけている。

▲木工商品の開発や製造のほか、一般の人の木工体験の受入も行っている「ウッドラボいけだ」

今回開発するのは「リバー・シー・グラウンド」。誰もが遊べる「リバーシ」をベースに、三角形の駒を用いて、挟み方も縦横二方向から三方向になっている新しいボードゲームで、大地、川、海、山などの自然もイメージしてデザインされているのが特徴だ。

しかし、三角形という駒の形とボードの形をのぞくと、木材の材質や細かいルールなどはまだ決まっていないという。

そこで、2021年5月2日より6月末までに「ウッドラボいけだ」に来場した人に実際に遊んでもらったり、県内のカフェや保育園などにも「リバーシ」を貸し出したりして、その意見も参考に開発を行う予定だそうだ。

▲「版や駒の材質、遊び方などまだまだ検討中」と語るウッドラボいけだ・小林さん

▲三角形の駒を切り出した後は、電熱ペンでイラストなどが描ける

また、この商品とは別に、3mの大きなリバーシ遊具をつくる計画も進行中。「ウッドラボいけだ」にて駒づくりワークショップ(1駒500円)も開催しており、6月中には1辺約27センチの駒を54枚揃えることにしている。End