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2021.05.18 15:20
Spectee(スペクティ)は、AIを活用したデジタルツイン技術で、水害発生時の浸水範囲をリアルタイムに3Dマップ上に再現することに成功したと発表した。
このシステムは、台風や集中豪雨など近年多発するする水災害において、災害発生時からほぼリアルタイムで浸水範囲と浸水深を3Dマップ上に再現するもので、被害状況をビジュアルにわかりやすく把握し、災害対応計画の策定を迅速化するための技術の開発を目指している。
今回は、令和2年7月豪雨時の熊本県球磨川周辺をモデルケースとして、SNSに投稿された画像や降水量のデータ、降雨地の地形データ、過去の水害データを組み合わせて解析することで、浸水範囲と浸水深を瞬時に3Dマップ化した。
また、この技術検証では、SNSの画像1枚からでも、非常に正確な浸水範囲および周辺地域の浸水深の推定が可能であることを確認。
水害が発生した場合、SNSや道路や河川のカメラなどを通じて取得したわずかな画像・映像の情報からも、その周辺地域を含めた推定浸水範囲および浸水深をリアルタイムに3Dマップ化し、被害状況を把握できるとしている。