NEWS | 工芸
2021.05.13 15:15
芝浦工業大学デザイン工学部デザイン工学科4年(2019年当時)勝山基徳さんがデザインした、富士山を表現した江戸切子のグラス「富士山切子」が、GLASS-LABのECサイトにて2021年5月12日(水)より販売されている。
この「富士山切子」はデザイン工学科の授業「プロジェクト演習」の一環でデザインされたもので、プロダクトデザイナーでデザイン工学科教授の橋田規子の指導のもと、学生がさまざまな素材の加工技術をもつ企業とコラボレーションした「芝浦ものづくりコラボ」から生まれた。
今回の商品化したGLASS-LABは、江戸切子の加工技術の中でも平らな面を作る切子「平切子」と、砂でガラス表面を磨りガラス状にする「サンドブラスト」の2つの技術をもつ工房である。
勝山さんは卒業研究の一環としてこの演習に参加。グラスを斜めに飾れるようにデザインしており、三角形上部で富士山の積雪を表現したという。
また、デザインの提案から企業・デザイナーとの打ち合わせ、試験販売業務などを行い、「実際に商品化できるプロジェクトだからこそ求められる、デザインや制作にかかる手間・コストなど、得られる知識が多くあった」と勝山さんは語っている。