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2021.05.07 16:15
建築オフィス A-01が中米・コスタリカで手がけた住宅「No Footprint House」は、周囲の自然環境と調和しながら、建設による環境への負荷を最小限に抑えるように設計されたプロジェクトである。
このNo Footprint Houseは、幅広い住宅タイプをベースに繰り返して生産ができるプロトタイプとなるもので、この地域ではこれまでになかったプレハブ工法を採用。
各住宅は、大きさや素材など、さまざまな建築要素をカスタマイズして作ることができるという。
各ユニットは中央にコンパクトにまとめており、ファサードは傾斜させることで天候による影響を緩和。建物全体を覆う開閉式のルーバーにより、自然な換気やプライバシーの確保をもたらしてくれる。
手頃な価格でありながらも、調整できる幅も広く、なおかつ同じものを何度も作れる設計で、環境的にも経済的にも、社会的にも空間的にも、高いパフォーマンスを発揮することで包括的なサステナビリティを目指すプロジェクトとなっている。