長坂常/スキーマ建築計画が米ユタ州自然公園内で
別荘「パウダーマウンテンのシャレー」を完成

▲Photo:Melissa Kelsey

長坂常が率いるスキーマ建築計画が、アメリカ・ユタ州パウダーマウンテン自然公園内で手がけたシャレーのプロジェクトを完成させた。

シャレーとは広大なスキー場に建つ別荘のことで、パウダーマウンテンの南北に広がる緩やかな斜面の頂点をやや北に越したところに建設された。

▲Photo:Melissa Kelsey

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2階からは南側の眺望も楽しめるそうで、この南側に広がる多くのシャレー群のなかでも北端に位置している。その一方で、町やスキー場とも接しており、北側の雄大な眺望が得られる絶好の場所だという。

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敷地には南からアクセスし、上階に上がると斜線で切られ生まれたバルコニーが広がる。このフロアには、キッチン、ダイニング、リビングも併設しており、スキーで疲れた体を休めながら、美しい眺望や美味しい食事とともに団欒が楽しめる。

▲Photo:Melissa Kelsey

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この建物は自然公園内にあるので、厳格な建築規制が設けられているそうだ。与えられた小さい面積から最大の容積をとり、非常にコンパクトに設計されている。そして、雄大な自然を感じるために、これに寄り添うような程よいコンパクトさを実現している。

構造としては、斜面からしっかり距離をとるために鉄骨を組み、その上に断熱性の高い木造の建物を設け、室内の環境を守っている。その木の表情は、夏には周辺の地面や石に合って同化し、冬には白い雪の中の家を思わせる暖かみを帯びるそうだ。End

▲Photo:Melissa Kelsey

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