かたちの不思議に触れ、作り手の想いを巡り、陶芸にまつわるストーリーを五感で体験できる、新感覚の陶芸体験複合施設「TOKINOHA Ceramic Studio」が、2021年4月22日（木）に京都・山科にてオープンした。

TOKINOHA Ceramic Studioでは、たんに「器を売る・買う」の販売店を超えて、陶芸の奥深さを全身で味わってもらい、「作る」についての新たな発見を持ち帰ることができるようなユニークな体験を用意する。

TOKINOHAの器を扱うショップ空間は、清水焼の産地ならではの購入体験が可能なスペースを目指し、器の原料や製造工程、職人が器を作る工房内部を直接覗くことのできる設計になっている。

▲会員専用ギャラリー

▲手前はショップスペース、奥は工房空間

2階には会員限定の特別な空間を用意。これまでTOKINOHAで実験を重ね、アーカイブしてきた500点以上の器が並ぶ。会員は職人と丁寧な対話を重ねながら、それらの色や形を組み合わせ、自分だけの器をセミオーダーすることが可能だ。

フードスタンドは、陶芸にまつわるストーリーを味に翻訳した、オリジナルメニューが並び、陶芸スタジオならではの「器を味覚で味わうためのフードメニュー」を堪能できる。

また、趣味として気軽に陶芸を始めたい人や本格的に陶芸職人を目指したい人に向けた「継続プログラム」と、京都観光がてらに手軽に体験できる「1DAYプログラム」の、2種類の陶芸プログラムを用意した。

さらに今後は、食材を陶芸に使われる釉薬に見立てた「釉薬を味わう茶会」や、味覚を通して器作りの工程を擬似的に味わう「CLAY EAT PROJECT」など、陶芸と食の実験的なコラボレーションイベントも完全予約制で開催予定だ。