隈研吾×サンゲツが初のコラボレーション
壁紙・床材コレクション「カゲトヒカリ」

サンゲツは、建築家・隈研吾との初めてのコラボレーションによる壁紙と床材のコレクション「KAGETOHIKARI(カゲトヒカリ)」を2021年4 月22 日(木)に発売する。

「伝統的な日本の美を壁紙・床材に如何に表せるか」をテーマに、両者が対話を重ねて導き出したという同コレクション。

空間に現れる陰影のなかで、かすかな光の移ろい、揺らぎ、重なりという「カゲ」と「ヒカリ」による表情を生み出す壁紙・床材を実現させるために、卓越した技術を持つ日本全国の技術者・職人たちが参加した。

▲編む:ヨネセン(奈良県香芝市)

▲織る:山本産業(大阪府和泉市)

▲重ねる:小嶋織物(京都府木津川市)

▲漉く:杉原商店(福井県越前市)

今回は、レイヤーの奥行きを感じる「しゃらしゃら」、やわらかな霧のようにけぶる「もわもわ」、粒子による陰影が表情豊かな「つぶつぶ」の3つのカテゴリーで構成。同氏がさまざまな「カゲ」に見出した美しさをオノマトペを頼りにデザインし、商品名にも採用している。

▲しゃらしゃら/SHARA SHARA

▲どこまでも深みが続くように
幾重にもかさなった線が風になびくと鳴る「しゃらしゃら」という音、線に生じる「カゲ」が織り成す奥行き感を表現。

▲もわもわ/MOWA MOWA

▲揺らぎの連続が移ろいゆく
「ヒカリ」の中に現れる「もわもわ」とした有機的な「カゲ」の形、ゆっくりと流れる時間の移ろいと空気感を表現した。

▲つぶつぶ/TUBU TUBU

▲屹立するつぶたちの表現力
「カゲ」の中のつぶつぶ、その不均一さや凹凸感のバランスを追求することで、「カゲ」が本来生みだしている力強さや温かみを表現している。

隈研吾は、「素材感による温もり、手触り感、五感に響くデザインを表現したいと考えました。また、形の原型とも言える『点』『線』『曲線』といった普遍的な要素を用いてデザインを構成することで、建物と人、地域性を考えていく際の基盤となるように設計しました」とコメントしている。End

▲壁紙・床材カーペットタイル見本帳「KAGETOHIKARI(カゲトヒカリ)」
発刊日︓2021年4月22日(木)、収録点数:壁紙7柄・24点/カーペットタイル3柄・21点

▲隈研吾 アイデアスケッチ