NEWS | フード・食
2021.04.19 15:00
1890年に奈良で創業したペーパルは、廃棄されたお米を活用してできた紙素材「kome-kami(コメカミ)」を開発し、「kome-kami」を使ったノート・名刺の商品を発売している。
kome-kamiは、紙そのものがもつ豊かな風合いにお米の質感が加わり、 ラフでありつつもしっとりとした、相反する表面を実現した紙素材。
ずっと表面を触っていたいという気持ちにさせる独特な質感だとしており、色は採れたての艷やかなお米を思わせるナチュラルな白さとなっている。
企業や自治体が有償廃棄する災害用備蓄食品のお米や、食べられないお米をパルプに配合しており、素材の売上の1%をフードバンクに寄付することで、フードロス問題を解決することを目標としているという。
今後は、SDGsの取り組みの一環として、企業や自治体のパンフレットや封筒、名刺や紙袋、ノベルティグッズとしてのノートなどを、kome-kamiに変更してもらうことを想定しているそうだ。
また、紙単体での販売も行い、印刷・加工会社などで導入してもらうことで、全国のフードバンクへさらに広く支援ができるようになる仕組み作りも進めたいとしている。