島根県の人口2,200人の離島が
「ないものはない」ブランドサイトを開設

▲ないものはないロゴ

島根県本土からおよそ60km離れた隠岐諸島にある島、人口約2,200人の海士町(あまちょう)は、同町のブランドサイト「ないものはない」を開設した。

「ないものはない」は、「ないものはなくていい」「大切なものはすべてここにある」 という意味だそうだ。この言葉は、2011年に海士町とデザイナーの梅原真との対話の中から、海士町を象徴する言葉、島らしい生き方や魅力、個性を堂々と表現するものとして生まれた。

小さな離島から「ないものはない」という価値観を世界に発信するサイトの構成で、 「ないものはない」を感じさせる言葉を掲載しながら、海士町の特産品やエピソードなどをまとめている。

島のインスタ」では、「#島じゃ常識」でインスタにあげるとサイトにみんなの「ないものはない」が載る仕組みとなっている。英訳ページも併設しており、グローカル(に展開しているのが特徴だ。また、「ないものはない」をさまざまなPRに活用できるようにロゴ化した。

サイト制作を手がけた梅原は、「コロナ禍となり、人の生き方を一から考え直さねばならない時代。『ないものはない』は、人類への問いかけだったのです。これからは、みんなで『ないものはない』というユタカナ考え方を楽しんでまいりましょう」とコメントしている。End