イケアがオランダのデニムブランドとコラボ
リサイクルデニムを使ったソファカバーが登場

イケアは、オランダのデニムブランド「MUD Jeans」とのコラボレーションで、イケアを象徴するソファ「KLIPPAN(クリッパン)」のためのカバーを、ヨーロッパ限定コレクションとして発売する。

このソファカバーは、MUD Jeansのリサイクルデニムを使用するもので、廃棄されるデニムをアップサイクルして長く使えるようにすることがねらいだ。

ヨーロッパでは毎年約5億本のジーンズが販売されており、1人当たり平均して7本を所有、そのうち2本は身に着けることがないという。そして、古くなったジーンズはほとんどが廃棄され、新しい衣服の素材として再利用されるのは1%にも満たないそうだ。

そこで、KLIPPAN用の新しいソファカバーでは、古くなったリサイクルデニムをカバーの40%に使用。これはジーンズ2本分に相当し、27,000リットルの水の節約とCO2排出量67%削減を実現するとしている。

「イケアは、あらゆる素材には価値があり、無駄にすべきものはないと考えています。MUD Jeansと協力して、リサイクル素材の新しい供給源を確保しながら、リサイクルジーンズなどのポストコンシューマ材料を使用した製品を開発していきます」と、インターイケアグループのサーキュラー事業責任者 Malin Nordinはコメントしている。End