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2021.04.09 15:15
Appleは2021年4月7日(水)、新しくなった「探す」アプリケーションを公開した。今回の最新版では、他社製のアイテムを探して見つけることが可能になった。まずはBelkin、Chipolo、VanMoofのアイテムを探すことができるようになる。
▲ユーザーは所持品を「探す」アプリケーションに新設された項目タブ(アイテム)で追跡することができる。
この「探す」アプリケーションは、Appleデバイスの置き場所を特定したり、友人や家族の現在位置を確認したりできるもの。万一紛失してしまった場合には、Appleデバイスにロックをかけたり、データを遠隔操作で一括消去したりできる機能だ。
対応するアイテムは、VanMoofの電動自転車「S3」と「X3」、Belkinのワイヤレスイヤフォン「SOUNDFORM™ Freedom 完全ワイヤレスイヤホン」、Chipoloのアイテムファインダー「ONE Spot」。ユーザーはそれぞれの置き場所を「探す」から特定できる。
▲VanMoofの電動自転車「S3」および「X3」
▲探しているアイテムが見当たらないが近くにあると思われる時は、「探す」対応のデバイス上でサウンドを再生して場所を特定できる。
▲「SOUNDFORM™ Freedom 完全ワイヤレスイヤホン」
▲「探す」対応製品が見当たらない場合は、紛失モードに設定。メッセージを作成して発見者と連絡を取ったり、「探す」ネットワークを通じて場所が特定できれば通知を受け取ることができる。
今後は、Appleのネットワークに対応した周辺機器やアクセサリが他のデバイスメーカーから登場する予定。
▲Chipoloのアイテムファインダー「ONE Spot」
また、Appleは、チップセット製造メーカーに向けて2021年春後半にリリースを予定しているドラフト仕様についても公開。デバイスメーカーは、この仕様に基づくことで、U1チップを搭載するAppleデバイスに組み込まれた超広帯域無線(UWB)テクノロジーが利用できるようになり、近距離通信で方向を意識したより正確な体験が可能になるとしている。